U.S.ニュース アンド ワールドレポート
1999年11月29日付より


見知らぬ人が家族になるとき


    ステップファミリーを力づける変化の背景には、社会的な偏見が序々になくなってきていることがあげられられるだろう。ゆっくりと、しかし確実に、それを予測できる動きが、表立ってきているのである。


    たとえば、モンタナ州カンサスシティ在住の聖職者ロジャー・コールマンは、再婚者のために子どもたちも関わることのできる特別な結婚式をとり行っている。長年、司祭をしている彼は、再婚家庭の子どもたちの困惑と不安に鋭敏に気づいた。そしてセレモニーにて、子供たちのための特別なメダリオン授与式を ―― 新しい家族を祝い、教会の唱える離婚を単に罪とする意識を乗り越えるために ―― 行うようになったのである。コールマンによると、今年全国10,000以上の家族が、再婚のセレモニーのためにファミリーメダリオン®授与を行う予定だそうだ。







タイム誌
2000年6月19日付より


Twice As Nice


    結婚には単に2つの心を結びつけるものではなく、3つ4つ、またはそれ以上の場合もある。ステップファミリーの結婚式がそうである。そしてそれは大変な試練である。


    解決方法はひとつ、ファミリーメダリオン® ―― モンタナ州カンサスシティ在住の牧師ロジャー・コールマン発案のファミリーメダリオン®である。ファミリーメダリオン®は、家族の新しい愛を意味する、三つの輪からできている。コールマンは言う「メダリオンは家族の絆を強め、子どもたちもその一員であることを感じてもらうための、ひとつのささやかな方法です」。婚約の際にファミリーメダリオン®授与を行ったあるカップルは、その後子どもたちがメダリオンをまったく手放さない、とも話している。







コネティカット ポスト
1998年6月20日付
女性向けセクションより


三連リングのセレモニー


    二度目の結婚式の用意をしながら、イーストヘブン在住のドーン・デマッティオは、式で障害を持つ息子へ贈るプレゼントを探して、ひたすら町中の宝石店を走りまわっていた。


    「私たちは非常にユニークな関係にあり、しかも三人ともお互い仲が良かったので、何か特別なことをしたかったのです」彼女は言う。そしてデマッティオは、ステップファミリー向けウェディング・サービスのちいさな広告に答えを見つけた。


    「これは家族をひとつに結びつけるためのもの。そしてそれが結婚の意味のすべてでしょう。」


    ロジャー・コールマン博士による、カンサスシティモンタナ州を基盤にしたClergy Services,Inc.とカンサスシティ中心部に位置する多信仰宗教センターのピルグリム礼拝堂のスタッフは、結婚における子どもたちの重要性をよく理解している。式では新郎新婦と子供は誓いの言葉を交わし、子供には結婚によって生まれる調和を意味する三つの輪のついたメダリオンを授与される。
    コールマンは、1983年モンタナ州ジャクソン郡で初めて結婚式を執り行い始めた頃、セレモニーに子どもたちを参加させることを思いついた。
    「子供たちは式のはじめ、とても感激し興奮しているが、それが終わると、次第にネガティブな行為をはじめる様子が多く見られた」コールマンは言う。「子どもたちは、なにかエキサイティングで大切なことが行われていると感じるが、次第に自分たちは疎外されているような気になってくる。そして困惑するのです。」
    セレモニーに子どもたちも参加させるために、コールマンは友人の助けを得ながら、このメダリオンを作った。そして式中メダリオンを授与するようになると、子どもたちはより連帯感を感じるようになり、またセレモニーの中でも授与式は感動的な場面となったとコールマンは言う。
    「子どもたちもセレモニーの一部となるような、聖職者が利用できる方法を結果的に作り上げることになりました」彼は言う「そして結婚式の前に、親たちがどれだけ子どもたちを大切に思っているか、そして結婚後もそれに変わりはないことを伝える、良いきっかけにもなっているようです」


    デマッティオさんは、教会全体がこのセレモニーに感動していたと自分たちの結婚式を振り返って次のようにコメントした。「どんな気持ちだったかなんて表現できないけれど、私たち、そして周りにいた人々全員のこころに触れたのでしょう…。みんな目を潤ませていたもの。」







カトリック ピリオディカル、ザ タイディング
1997年4月4日付


    32歳のキンバリー・キャヴァナーがトニー・ガルシアのプロポーズを受け入れたとき、彼女が得るものは、夫だけではないことに気づいた。「私は夫の子どもたちであるクリスティとトラヴィスのためによきステップマザーになろうと決心していたの」彼女の婚約者の幼い連れ子たちについてそう語った。
    彼女は「結婚式のあいだに、私にとって彼らがどれだけ大切であるかということを、子どもたちに伝えるために何かしたかった」と説明する。「トニーとつきあい始めたとき、友人たちに、子どもがふたりもいる男性なんて、たくさんのお荷物抱えるようなものよと口々に言われて。でも私は思ったの。(おそらく両親が離婚した子どもたちは皆そう感じるに違いない ―― 自分たちが余計なお荷物になっていると ―― ひとりの親が他の誰かとつきあい始めるときなどは特に)私は、この三年間でトニーが離婚の承諾を得るまでに、クリスティとトラヴィスが大好きになりました。トニーも私も、子どもたちは父親を失うのではなく、家族が増えるだけだということを、何らかの形で伝えられる結婚式にしたかったのです。」


    ブライダル雑誌の記事に、彼らの探しているものがあった:結婚式で、子どもたちに意義ある役割を与えることができる、ささやかな礼拝式についてであった。ファミリーメダリオン®授与式として知られる、このセレモニーは、どんな宗教でも導入することができる。これは伝統的なカトリック式とたった一部分だけ違う:新郎新婦が指輪の交換をした後、再婚する家族に配慮した特別なセレモニーに、子どもたちが加わるのである。


    ガルシア夫人は、夫妻がファミリーメダリオン®のペンダントをクリスティとトラヴィスの首にかけた昨年の結婚式を、誰も忘れることはないだろうと言っている。
    なかなか感情を表にあらわさないトニーも「あれは感情に訴える、非常に力強いひとときだった」と。36歳になる父親は「彼らが完全に私たちの生活の一部になるということを、子どもたちにきちんと伝えるよい機会になった。彼らは輝いていた。子どもたちはどんなに幸せかよくわかった」と続けた。
    14歳のトラヴィスは、式を行った牧師の家族愛についての言葉を今でも覚えている。「父さんとキンバリーは、ほんとに僕たちも家族の一員になってほしいんだってわかったよ」
    12歳のクリスティも感動でぞくぞくしたと言う。「ファミリーメダリオン®をもらったとき、自分がとても特別な気分になったの」彼女はいう「キンバリーは他の人みたいに普通の結婚式をすることもできたのに、彼女はみんなの思い出になる結婚式を選んだのよ。そして私は彼女がどんなにトラヴィスと私を思いやってくれているか、そして何があっても私たちのそばにいるって言ったことが、ほんとだってわかったの。」


    「これはみんなで参加できる、とてもポジティブなセレモニーです」Msgr.(シニア僧正の意)ジョン・F・バリーはキャヴァナー&ガルシア夫妻を含め、いくつかの結婚式でファミリーメダリオン®授与式を行ったことがある。「再婚という形が取られるとき、実親と継親によって生まれる新たな関係の中でも、前の結婚で生まれた子どもたちが大切に思われ、歓迎されることは非常に大切なことです。ファミリーメダリオン®授与式はこの新しい始まりを祝うにふさわしい方法です」Msgr. バリーは私たちにそう語った。







シャーロット オブザーバー
1997年6月3日付


汝この家族を・・・



    実際何組の子連れの結婚式が行われているかという統計はないが、ノースカロライナ出身カンサスシティ在住のロジャー・コールマン牧師は、そんな家族に手をさしのべようと、毎年何千もの小包を送っている。


    「大人は簡単に結婚したり、離婚したりできます」彼は言う「でも子どもはそうはいきません。」


    ファミリーメダリオン®のセレモニーは、子どもたちが大きな変化についていく、よき手助けになっている。昨年夏に再婚したシャロン・ウォーカーは娘のクリスティーナ(当時8歳)が、しばし激しい議論をかけてきたのを覚えている。クリスティーナはウォーカーのフィアンセ、デイブ・ウォルシュが大好きだったが、同時に自分の父親への忠誠心も感じていた。彼女は再婚はまだ早過ぎると母親に言った。
    式の最中、ウォーカーは子育ての喜びと責任を分かち合う誓いをし、ウォルシュはその喜びと義務を受け入れる誓いをした。そして彼はクリスティーナにちいさなネックレスを贈った。


    「彼女の目はお皿のようにまん丸になって、とても驚いていたのがよくわかったわ」ウォーカーは思い出しながらつぶやいた。クリスティーナは二度と(結婚の)異を唱えることはなくなったという。
    「あの子はアルバムを出してきては、友達に“私たちの結婚式を見ない?”と言うのよ。」







ザ デスモインズ レジスター
2000年2月17日付
アイオワ・ライフ セクション


ふたつの家族の結婚式


    ボブ&ジェイニー・ギャロウェイ夫妻が昨年11月に結婚したとき、2人の息子たちはこのお祝いの大きな役割を担った。ボブの12歳の息子ロバート“ボォ”は花婿付添人、ジェイニーの10歳の息子ジェームスはジェイニーのエスコートをした。新郎新婦が誓いを交わし指輪を交換をすると、彼らは息子たちの方へ向き直った。ジェイニーはボォの、ボブはジェームスにファミリーメダリオン®を授与し、抱きしめた。
    子どもたちは感謝の気持ちでいっぱいにあふれていた。


    「顔を見ればすぐわかりました」ニュートンにあるフォースクェア教会で式を執り行ったジム・ブラック司祭は言った「晴れ晴れとしていましたから。」家族の絆をあらわす三つの輪を組合せたメダリオンのリングは、夫婦の愛をあらわす結婚指輪と同様の意味を持つ。子どもたちはその贈り物に託された意味を、見て、触れて、感じることができるのである。


    「とてもシンプルなので、意味がわかりやすいのです」モンタナ州カンサスシティにあるピルグリム教会のロジャー・コールマン司祭は1987年このコンセプトを考えついた「そしてその意義、大切さを常々思い出すこともできます。」
    このファミリーメダリオン®授与式として知られるセレモニーは、子どもが関わる結婚式ならどんな宗教や民族の式でも対応できる。
    「私たちの目指すものは、新しい家族を築くためのセレモニーをしようとしている親たちをサポートすることです」コールマンは言う。「家族の誓いを支えるために必要な(目に見える)ものを、提供していければと思っています」



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