今、このページを見ているあなたは、 お父さん、お母さんが離婚した人、 お父さん、お母さんが亡くなった人、だよね。 どんな気持ちだったか、覚えてる? ビックリしたよね。 悲しかったよね。 イライラすることもあったかもしれない。 できれば、そんな気持ちを、お父さん・お母さんとあなたがお話していたらいいなぁと思います。 もしかしたら、離婚や亡くなったことは、あなたの小さいときに起こったことかもしれないね。 そうだとしたら、あなたが 「ぼくのお父さんは、どんな人だったの?」 「わたしのお母さんは、どんな顔だったの?」 って聞いたり、写真を見せてもらったりしているといいなぁと思います。 今は、一緒に暮らしていない、血のつながったお父さん・お母さんを大切に想う気持ちは、いつまでも、持ち続けていても、いいんだよ。 こっちを大切にしたら、あっちを大切にできない、というわけではないし、一緒に暮らしていないお父さん・お母さんを大切に想うことが、一緒に暮らしているお父さん・お母さんを裏切ることでもないし、どっちが大切か、選ばないといけないものではないんだ。 ちょっと難しいかな。 あなたは今、何歳なんだろう? 何をしているときが一番、楽しい? サッカー?ゲーム?料理?旅行?読書?・・・いっぱいあるよね。 家族でどこかに遊びにいったり、してる? 新しいお父さん・お母さんに出会って。 もう、一緒に暮らしているのかな? これから一緒に暮らす? 初めて、会ったときのことは覚えてる? どんなふうに感じたんだろう。 自分がどんな気持ちだったか、覚えてる人いる? 新しい家族が増えて、嬉しかった人もいるよね。 誰だろう?って不安だった人もいるよね。 新しいお父さん・お母さんと一緒に、新しい兄弟・姉妹ができたかもしれない。 一緒に暮らし始めると、食事のときの、テーブルの座り方や、どこで寝るか、とかが変わっちゃったり、いつも見ていたテレビが見られなくなっちゃったりすることもあるかもしれない。 なんだか自分のお父さん・お母さんが、取られちゃったような気分になったり、自分が、ないがしろにされているような気分になったり、今までとは違うことがいろいろあって、自分のおうちじゃないみたいな気がするかもしれない。 自分は、ここにいたらいけない、って思ってしまうかもしれない。 でも、そうじゃないよ。 あなたは、あなたの生活を、その家で、したらいいんだ。 そして、血のつながったお父さん・お母さんを忘れなくてもいいんだ。 今のお父さん、お母さんと仲良くなることは、前のお父さん、お母さんを裏切ることではないから。 どちらかを選ばなくてはいけないものではなくて、あなたが大切にしたい人みんなに、あなたの愛を伝えてください。 新しい家族のルールに慣れるのには、時間がかかるものだし、新しい変化に慣れなくて、なんだか居心地悪い気持ちになるときもあるよね。 でも、変化は、今まで知らなかったこと、気づかなかったを教えてくれるものでもあるんだ。 前は、お父さんが帰ってくるまでテレビゲームをしてよかったのが、今は、6時にはやめなさい、って言われる。 嫌だよね。 でも、ゲームをしなくなった時間に、図書室で借りてきた本を読んでみるのもいいし、絵を描いてみたり、物語を考えてみたり、犬の散歩をしたり、いろいろやってみるチャンスかもしれない。 時間がうーんと増えた気持ちになるかもしれないよ。 もしかしたら、時間がありすぎて、勉強なんかしちゃったりするかも。 きょうだいが出来て、友達と約束しなくても、家の中でトランプが出来たり、公園で遊んだり、暗くなっても、一緒に家に帰る仲間が出来たかもしれない。 新たに家族になったお父さん、お母さんが、あなたのお父さん、お母さんにとって大事な人であるように、あなたにとっても、大事な人になるには、時間がかかるものだよ。 お友達と仲良くなるのも、簡単に、すぐに気持ちがわかりあえるわけではないよね。 一緒に遊んだり、勉強したり、お友達との思い出がたくさんできてくるにつれて、どんどん仲良くなっていくよね。 ときには、ケンカをすることもあるかもしれないし、ときには、「どうして、こんなことを言うんだろう?」って腹がたったり、「もう、ぼく・わたしのことをキライになったんじゃないかな?」って心配になったりすることもあるよね。 同じように、家族になったからといって、簡単に、仲良くなれるわけじゃない。 でも、毎日、一緒にごはんを食べて、一緒にテレビを見て、一日にあったことをお話して、たまには外へおでかけしたり、買い物したり… そうして、日々を過ごしていくうちに、お互いのことを知っていくことができるよね。 せっかく、このページを見つけてくれたんだから、じゃあ、自分が居心地よく生活できるために、どんなことができるか? どうすればいいか?ここから、探してみてほしい。 きっと、試してみたら、何かが変わるよ。 だって、もう一つ、変化があるもの。 「試してみたらどうなるかな?」って、あなたの中に希望が生まれているでしょう。 「これをやってみたら、すぐに仲良し!」って、魔法みたいなことはないけれど、「これはあんまり変わらなかった」って思ったら、他を試してみたらいい。 どんどん、どんどん、試してみるんだ。 1回試しただけではイマイチだったけど、めげずに何度もやってみたら、ちょっとずつ変わってきた、そんなこともあるかもしれない。 そして、あなたが、どんなことを試してみたか、そしたらどうだったか、教えてくれると嬉しいな。 けれども・・・ なかには、残念だけど、本当に、問題のあるお父さん、お母さんもいるかもしれない。 「みんな、話せばわかりあえる」なんて言わない。 もし、あなたが、「わかってくれるかも」と思えるところがあるならば、その気持ちをお父さん、お母さんに話してみて。 でも、全然うちはダメ、って思うあなたもいるよね。 今は、その家で過ごすことが、嫌で嫌でしょうがないかもしれないけれど、あなたは、その「家」を出ていくことができるから。 そのためにも、今、しなければいけないことを、ひとつずつ、精一杯、こなしてほしい。 先が見えなくて、将来が不安で、「自分なんて…」と思うこともあるかもしれない。 でも、世界は広いんだ。本当に。 これは、あなたよりも、少し早く、大人になった「元こども」からのメッセージ。 悲しいことがいっぱいあって、がっかりすることばっかりで、やる気なんて出ないかもしれない。 でも、あなたが自分の足で、自分の道を歩んでいくために、今、この時間を大切にしてほしい。 そして、あなたの心も体も強くなったとき、そして、自分のありのままを出したり、素直な気持ちでいられる友達や、パートナー(彼や彼女)に出会えたときには、あなたが大人になるために、世話をしてくれた人たちに対して、「ありがとう」って思えるようになるかもしれない。 「ありがとう」の気持ちではないけれど、「大切な存在」に思えるかもしれない。 そんなふうに大人になれたら、あなたの幸せが、もっとたくさん増えるみたいだよね。 こんなに長い文章を読んでくれてありがとう。 悩んでいるのは、あなただけじゃないから。 ここにきて、あなたが考えていることを、ちょっとでもいいから出してみて、そしてまた気になって、あなたと、あなたの家族みんなが、笑顔で暮らせることを、心より願っています。 |